Interview 押尾コータロー
ニューアルバム「PASSENGER」に自分の旅の思い出や人との出会い、その場所への想いを込めました。このアルバムを聴いて一緒に旅をしているような気持ちを感じてもらえたら嬉しいです
2020年9月に発売されたアルバム「PASSENGER」は世界各地を旅するようなイメージで作られたのでしょうか?
そうですね。自分の旅の思い出や人との出会い、その場所への想いを込めた曲を作っていくうちに、アルバム「PASSENGER」のコンセプトが生まれました。このアルバムを聴いて、一緒に旅をしているような気持ちを感じ
てもらえたら嬉しいです。
アルバムの一曲目の「GOLD RUSH」で亀岡ギターをお使いになっていますが、これは初めての試みではないでしょうか?
亀岡ギターは僕のライブにかかせない大切なギターで、特にスローテンポのバラードでは他のギターには出せない音を奏でてくれます。でも、まだレコーディングでは一度も使えてなかったので、今回のレコーディングには是非とも参加させたくて、アップテンポの「G O L DRUSH」で使ってみたら凄く良かった。スクラッチ音や色々な奏法を盛り込んで、ロックで使われるハーフチョーキングなども入っている曲なんですが、亀岡ギターは見事に応えてくれました。ミュージックビデオにも初参加だったんですよね。これをきっかけに、全曲違うギターで録音するという、もう一つのコンセプトが生まれたんです。曲ごとにギターを決めていくのも楽しかったですね。初めての試みでしたが、最近はなかなかライブでも登場させてあげられなかったギターも多くて、ギターケースから「あいつはいいよな~」みたいな声が聞こえてきてたので(笑)。ギターへの感謝もつまったアルバムになりました。
「Smoky Slider」ではフレットレスギターをお使いですが詳しく教えていただけませんか?
フュージョンのジャンルでは、カシオペアの野呂一生さんが以前から使ってらっしゃいますし、フレットレスベースは結構使われてますよね。あのふわっとした音が好きなのですが、鉄弦のアコースティックギターのフレットレスは、あまり使われていないんです。それで、実際に弾いてみたいと思ってドルフィンギターズに聞いてみたら、市場にはあまり出回ってないかもということで製作してもらうことになりました。SWITCHの通常のギターからフレットを抜いて、綺麗に溝を埋めてくれて、すごく丁寧に作業をしてくれて、出来た時には感動しました。この音があったから「Smoky Slider」という・・・・・・・・
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